関谷 理
Osamu Sekiya

近年は「基点」や「境界」、その先に広がる「世界」などをテーマに制作しています。それは、雪国で生まれた自分が東京という日本の中心を経て、南に位置する沖縄で暮らしていること、そこでの経験が関係していると思われます。それらが何を表すのか、不明確なまま手探りの状態ですし、それが形を成しても意味が伴うのかもわかりません。制作そのものに動機や意味は必要ないけれども、作られたものが意味をもつのか、確信はないまま制作しています。ただ、もともと日本画がないこの地で制作をすることは、無防備な姿で向き合うようで、その意味を自分に問いかけるようでもあります。何かが実を結ぶのか、もう少し時間をかけて臨みたいと思います。
関谷 理
Osamu Sekiya
1982 | 新潟県生まれ |
2008 | 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業 卒業作品台東区買上・サロン・ド・プランタン賞・台東区長賞・平山郁夫奨学金授与 |
2012 | 第38回春季創画展 初入選(40、42、44、45、46、47回入選) 第39回創画展 初入選(42、43、44、45、46回入選) |
2013 | 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程絵画専攻日本画修了 修了作品山梨学院大学買上 |
2016 | 個展 / そごう神戸店、西武池袋本店、西武高槻店、岡山天満屋、沼津プラザヴェルデ、西武八尾店 沖縄県立芸術大学 開学30周年記念教員作品展 / 沖縄県立芸術大学 |
2017 | 『沖縄~現代日本画作家展2017~』 / 沖縄県立芸術大学 個展 / 福山天満屋、西武福井店、そごう千葉店、日本橋三越本店 |
2018 | 個展 / そごう大宮店、リーガロイヤルホテル大阪、西武秋田店 |
2019 | 個展 / そごう横浜店、高松三越店 |
2020 | 個展 / あべのハルカス近鉄本店、東武池袋本店 関谷理・名和智明 二人展 / 東武宇都宮店 |
2021 | 個展 / 岡山天満屋 |
沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画専攻日本画分野准教授 |

naglfar
100×400cm
2021年 第1回「FROM〜それぞれの日本画」出品作

霊峰マチャプチャレ
M20号
2018年