川﨑 麻央
Mao Kawasaki

川﨑 麻央
Mao Kawasaki
1987 | 島根県生まれ |
2010 | 東京藝術大学 安宅賞 |
2014 | 東京藝術大学大学院美術研究科日本画研究領域修了 修了作品買上、杜賞 第29回有芽の会 法務大臣賞 再興第99回院展 初入選(’15、’17、’18) |
2015 | 第70回春の院展 初入選(以降毎年) |
2016 | 第1回石本正日本画大賞展 奨励賞 石正美術館買上 |
2017 | 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域修了 修了作品野村美術賞 東京藝術大学収蔵 |
2018 | 第73回春の院展 奨励賞 個展『川﨑麻央日本画展 -神遊び-』 / 日本橋三越本店 |
2020 | 第75回春の院展 春季展賞、郁夫賞、第11回春の足立美術館賞 島根県益田市スポーツ・文化顕彰 再興第105回院展 奨励賞、第26回天心記念茨城賞 |
2021 | 第8回東山魁夷記念日経日本画大賞入選 再興第106回院展 奨励賞 個展『川﨑麻央日本画展 −ウブスナ−』 / 一畑百貨店 個展『川﨑麻央ドローイング展 –コズミック・レディ−』 / かわべ美術 |
東京藝術大学日本画非常勤講師 日本美術院院友 |

カムガカリ Rapture
182.8×360.8 cm
2020年 第1回「FROM〜それぞれの日本画」出品作

国来、国来
98 × 98cm
2021年
日本神話や各地域の民話は、昔の人々の心のあり方を感じることができ、ここ数年制作のテーマとして没頭しています。神話や八百万の神々は、その土地の地形や気温、環境がもつエネルギーと、そこに生きる人間の身体感覚とが映発し生じたものであると思っています。そして神々の形態描写や伝承方法が隠喩的なため、時代の必要性に応じて新しく捉え直され、ダイナミックに変化していく様に人間の根源的な創造力を感じ、芸術的で興味が尽きません。
神楽などの舞踊りには、基本的に畏怖するものへの模擬変身的要素がありますが、私自身も描くことで模擬変身をしていると確かに感じるし、イメージだけで終わらせずに描き出すことによって(畏怖するような)対象から解放されるような不思議な感覚があります。FROM展はやりたいことが出来るまたと無い機会なので、やってみたいことの全てに挑戦してみたいと思います。